月間のデータ通信量が無制限で定額のSIMを、ご存知でしょうか。
携帯電話の大手キャリアで、「通話し放題のサービス」はあります。
しかし、「データ通信量が無制限の定額サービス」は、あまり聞いた事がありません。
それが、「ぷららモバイルLTE」というサービスです。
このサービスの特徴は、通信速度が上下最大3Mbpsである事です。
他にも同じようなサービスは、いくつかありますが、1Mbps以上出るものは、ほとんど無いです。
さらに、スマホだけでなく、モバイルWi-Fiルーターでも使用できます。
「音声通話付きSIM」と「データ専用SIM」があります。
「データ専用SIM」を、対応しているモバイルWi-Fiルーターに挿せば、ルーターとして使用できます。
しかも、ドコモのMVNOなので、地下も含め、サービスエリアが非常に広いです。
それでは、それぞれのSIMについて、さらに詳しく説明していきます。
ぷららモバイルLTE
ぷららモバイルLTE
【特徴】
・初期費用 3,240円
・通信速度 上下最大3Mbps
・ドコモの「Xi」「FOMA」エリアに対応
・「ひかりTV エントリープラン」が無料
・「ネットバリアベーシック」が無料
・テザリング可能(※機種による)
【日割り】
加入:×
解約:×
【SIMの種類】
●大きさ
・microSIMカード
・nanoSIMカード
●通話orデータ
・音声通話付きSIM
・データ専用SIM
【注意点】
・1アカウントにつき1契約
・「ぷららライトセット会員」になる必要がある
※月額基本料無料
・SIMの種類は変更はできない
※「大きさ」「通話orデータ」ともに
・SIMカードは契約終了後に返却
・未成年者は申し込み不可
【キャンペーン】
期間:2015年8月31日まで
内容:月額利用料が利用開始月無料
※利用開始月とはSIMを受け取った月
金額表記は、全て税込みです。
データ専用SIMから音声通話付きSIMへなど、契約後のSIM変更は、一切できません。
変更したい場合は、一度解約する必要があります。
月途中での加入について、日割りはありません。
なので、加入するなら、月初めがお得です。
月途中の解約については、可能です。
しかし、日割りは無く、月末まで利用できます。
つまり、月末まで解約できないのと、ほぼ同じです。
「ひかりTV エントリープラン」は、月額350円で、スマホやパソコンから動画が見れるサービスです。
これが、無料で利用できます。
視聴可能な作品はこちらです。
「ネットバリアベーシック」は、有害なサイトをブロックしてくれるサービスです。
OFFに設定する事もできます。
それでは、「音声通話付きSIM」と「データ専用SIM」分けて、それぞれ説明していきます。
音声通話付きSIM
●定額無制限プラン【音声通話プラス】
【特徴】
・月額利用料 3,736円
・通話料 21.6円/30秒
・テレビ電話 38.88円/30秒
・国際通話対応
【解約金】
最低利用期間:6ヶ月目まで
※利用開始月の翌月を1ヶ月目とする
違約金:8,000円(不課税)
【セット販売スマホ】
・Ascend Mate7 48,402円
・Ascend G620S 21,186円
※一括支払いのみ
対応スマホ一覧:動作確認済み端末一覧|ぷららモバイルLTE|ぷらら
最低利用期間と違約金があるので、ご注意ください。
スマホとセット購入できますが、一括支払いのみです。
「Ascend Mate7」は、お薦めのスマホで、私も利用しています。
画面サイズは、iPhone 6 Plusと、ほぼ同じです。
「DMM mobile」で契約しましたが、端末自体のレビューは参考になるので、私のレビュー記事を貼っておきます。
[開封の儀]DMM mobileから「HUAWEI Ascend Mate7」が届きました!
通話はほとんどしない方で、スマホを1台しか利用しない方には、最適なMNPの候補先だと思います。
しかし、スマホを2台以上持つ事を検討されている方や、パソコンを外出先でも使用する方は、モバイルWi-Fiルーターの方が、お薦めです。
つまり、「データ専用SIM」の方が、お薦めです。
データ専用SIM
●定額無制限プラン
【特徴】
・月額利用料 2,980円
・SMSオプション 月額162円
・最低利用期間無し
・解約金無し
・スマホ、Wi-Fiルーターに利用できる
【セット販売ルーター】
・AtermMR04LN 21,600円
・AtermMR03LN 20,430円
・FS020W 19,800円
※一括支払いのみ
対応ルーター一覧:動作確認済み端末一覧|ぷららモバイルLTE|ぷらら
スマホにも、Wi-Fiルーターにも利用できます。
お薦めは、Wi-Fiルーターの方です。
おそらく、スマホで検討されている方は、2台以上持ちで、これを使ってテザリングを考えていると思います。
テザリングの場合、そのスマホの電池を、非常に消費します。
結果として、モバイルバッテリーが必須になってくると思います。
しかし、それだったら、モバイルWi-Fiルーターを持ち歩いた方が、端末の数は同じなので、賢いです。
もし、スマホで利用する場合、SMSオプションを付けた方が良いです。
LINEが、利用できるからです。
さて、モバイルWi-Fiルーターとして、このサービスの利用を検討する場合、比較すべきサービスがあります。
それは、WiMAXです。
WiMAXってどんなサービス?
WiMAXには、ルーター、プラン、プロバイダが、いくつかあります。
全部説明すると、非常に長くなってしまうので、私がお薦めする下記のルーター、プラン、プロバイダを前提に説明します。
ルーター:WX01(NECプラットフォームズ)
プラン:UQ Flatツープラス ギガ放題
プロバイダ:UQ WiMAX
これらについて簡単に説明します。
「WX01(NECプラットフォームズ)」は、2種類ある最新機種の一つです。
もう一つの機種に比べて、電池が長持ちして、地下鉄でも繋がり易いです。
「UQ Flatツープラス ギガ放題」は、最新プランです。
ほとんどの新規契約者が、このプランで契約します。
「UQ WiMAX」は、WiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズさんが運営する、本家のプロバイダです。
私も、このプロバイダで契約しています。
さて、WiMAXのメリットから説明します。
速度制限は、「月間7GB制限」と「直近3日3GB制限」があります。
しかし、私がお薦めしたルーターとプランの契約であれば、「月間7GB制限」は、関係ないです。
「直近3日3GB制限」は存在しますが、この速度制限を受けた時の通信速度は、非常に速いです。
どれくらいかと言いますと、YouTubeを高画質を見ていても、途中で止まらないくらいです。
スピードテストの結果を知りたい方は、私が行った結果をまとめた下記の記事を見てください。
WiMAXが7月15日より「直近3日間3GB制限」時の速度を上昇
つまり、速度制限を受けても、快適に利用できるという事なんです。
実際に、私も毎日速度制限を受けていますが、YouTubeやhuluの視聴を、楽しんでいます。
ぷららモバイルLTEとの比較
一番気になる事は、ぷららモバイルLTEとの比較です。
大事な要素だけピックアップして、比較します。
・月額使用料
・ルーター料金
・下りの通信速度
・地下での繋がり易さ
“下り”とは、ダウンロードです。
画像を表示したり、動画を見たりする事です。
ぷららモバイルLTE | WiMAX | |
---|---|---|
月額使用料 | 2,980円 | 4,730円 |
ルーター料金 | 約2万円 | 3,024円 |
下りの通信速度 | 最大3Mbps | 約6Mbps |
地下での繋がり易さ | ○ | △ |
全て、税込みです。
ぷららモバイルLTEのルーター料金は、Amazonなどで、対応ルーターの中から安い物を購入する事もできます。
WiMAXの下りの通信速度は、私のスピードテストの結果、「直近3日3GB制限」時に大体約6Mbpsだったからです。
遅い時でも、4Mbps以上出ました。
地下での繋がり易さについては、WiMAXはマックの地下では、非常に繋がりにくいです。
地下で使用する事が前提の場合は、ぷららモバイルLTEをお薦めします。
しかし、地下鉄では、WiMAXのアンテナが設置されている事が多く、結構繋がる場所は多いです。
WiMAXに興味を持った方は、「WX01(NECプラットフォームズ)」を解説した、私の記事を読んでください。
WX01は220Mbpsがすぐ使える!省電力モードで電池が長持ち
この記事を読めば、WiMAXで使用する回線の事から、一から全て理解できると思います。
まとめ
ぷららモバイルLTEは、「データ通信量が無制限の定額サービス」の中でも、非常に人気です。
スマホ1台持ちなら、「音声通話付きSIM」がお薦めです。
スマホ2台持ちやパソコンを外出先で利用するなら、「データ専用SIM」で契約してモバイルWi-Fiルーターに挿して利用するか、WiMAXを契約する事がお薦めです。